グアテマラ

グアテマラの治安は全体的に注意が必要です。外務省の危険情報では、全土に「レベル1：十分注意してください」が発出されています。特にソロラ県、イサバル県、サンマルコス県の一部地域は「レベル2：不要不急の渡航は止めてください」と、より高いレベルの警戒が必要とされています。

グアテマラの観光に最適なベストシーズンは、乾季の11月から4月です。この時期は雨が少なく晴天が続くため、遺跡観光や街歩きが快適に楽しめます。特に、アンティグアやグアテマラシティといった高地は、日中の気温も過ごしやすくおすすめです。乾季は花の季節でもあり、ブーゲンビリアやジャカランダが咲き乱れる美しい景色を楽しめます。

グアテマラへの入国に際し、90日以内の短期滞在（観光、知人訪問など）の場合、査証の取得は不要です。通常、中米4か国（グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア）での合計滞在日数として、90日間の滞在が許可されます。個人旅行で主要な見どころを巡るには、最低でも5日から7日程度あると良いでしょう。

グアテマラで最も象徴的な観光地は、世界遺産にも登録されている古都アンティグアです。カラフルなコロニアル建築と火山を望む景色は息をのむほど美しく、散策するだけで楽しめます。また、マヤ文明の壮大な遺跡であるティカル国立公園も外せません。ジャングルの奥深くに佇むピラミッド群は、古代のロマンを感じさせてくれます。さらに、神秘的なアティトラン湖周辺の村々も訪れる価値があります。

グアテマラは、マヤ文化とスペイン植民地時代の文化が融合した豊かな文化を持っています。鮮やかな色彩の織物や手工芸品は、各地の市場で見ることができます。食文化では、トウモロコシを主食とした料理が中心で、トルティーヤやタマルが代表的です。チキンや豆を使った煮込み料理も人気があり、現地のスパイスで味付けされた料理は独特の風味を楽しめます。