紅毛城

紅毛城の入場料はチケット一枚80元で、紅毛城、リトルホワイトハウス、滬尾砲台の三つのスポットに自由に入場できます。このチケットで、歴史的な建造物群を存分に楽しむことができます。

紅毛城は「こうもうじょう」と読みます。英語ではSan Domingo Castleとしても知られています。1629年にスペイン人によって築かれた旧サント・ドミンゴ城が起源であり、長い歴史の中で所有者が変遷してきた台湾北部の重要な史跡です。

淡水は元々、平埔族ケタガラン族が生活していた地域です。その後、漢民族による開墾が進み、開港と通商によって西洋文化が流入しました。西洋の宗教、建築、医療、教育などが淡水を拠点として台湾各地に広がる上で、重要な役割を果たしました。

公共交通機関でのアクセスは、まず高速鉄道または鉄道で「台北駅」へ向かい、台北MRTに乗り換えて「淡水駅」で下車します。その後、指南／淡水客運バスに乗り換え、「紅毛城（真理大学）バス停」で降りると到着します。

紅毛城は1629年にスペイン人が築いた旧サント・ドミンゴ城に始まり、オランダ、鄭成功、そして清代にはイギリス領事館としても利用されるなど、様々な時代背景を刻んできた古跡です。その建築様式や立地からは、台湾の多様な歴史文化を垣間見ることができます。