天橋立

海の京都、天橋立の紅葉の見ごろは、早いところで10月下旬から色づき始めます。 だいたい11月下旬～12月上旬が見ごろです。 天橋立を一望できる最高のビューポイント「成相山 成相寺」では、五重の塔を彩る美しい紅葉が楽しめます。 年間を通して美しい景色を楽しめますが、特に春の新緑や秋の紅葉の時期は格別です。

はい、天橋立は日本三景の一つです。宮城県の松島、広島県の宮島とともに、江戸時代初期の儒学者である林春斎が「日本国事跡考」で「三処奇観」として紹介したことから「日本三景」と呼ばれるようになりました。 天橋立は宮津湾と阿蘇海を隔てるように、幅約20～170m、全長約3.6kmの砂州が伸びています。大小約6,700本もの松が生い茂り、白い砂浜と青い松のコントラストが美しい「白砂青松」の風景を作り出しています。 その形が天に架かる橋のように見えることから、天橋立と名付けられました。

天橋立の砂州を歩いて対岸まで渡ることも可能です。 全長約3.6kmですので、ゆっくり歩くと約50分ほどかかります。途中で景色を眺めたり、休憩したりしながら楽しむことができます。

天橋立はその名のとおり、白い砂と約6,700本の松でできており、その美しい姿は古くから多くの人々に愛されてきました。 二つの海を分けるようにしてある松並木が珍しい景色でもあり、絵に描かれたり、与謝野寛・晶子など、多くの歌人に詠まれるなど、文化的なものとしても親しまれてきました。 白砂青松のコントラスト、天に昇る龍のような景観は、まさに日本ならではの美しさです。

天橋立の魅力を満喫するには、まずは傘松公園や府中展望台からの眺めがおすすめです。 天空のポストに手紙を投函したり、股のぞきで天地逆さまの景色を楽しむのもユニークな体験です。 また、天橋立周辺には知恩寺や成相寺といった歴史ある寺院もあり、静かで趣のある時間を過ごすことができます。 砂州を散策しながら、約6,700本の松が生い茂る白砂青松の景色を間近で感じてください。