丹後

丹後（たんご）は京都府の北部に位置する地域です。具体的には、京都府の京丹後市、宮津市、伊根町、与謝野町の2市2町から構成されています。日本海に面した丹後半島にあり、「海の京都」とも呼ばれます。

京都北部における旧国名は、現在の舞鶴市、宮津市、京丹後市、与謝郡（与謝野町、伊根町）全域、および福知山市の一部地域を指す丹後国（たんごのくに）です。主に京都府北部の日本海側に位置する地域を指します。

丹後の有名な食べ物には、高級ブランドガニの間人ガニや松葉ガニ、新鮮な活イカやぶりなどの魚介類、そして地域独特の丹後ばらずしなどがあります。その他にも、季節によっては天然わかめや久美浜かき（牡蠣）、地酒、へしこなども楽しめます。

丹後と丹波の主な違いは地理的な位置と自然環境であり、丹後は日本海に面した「海の地域」であるのに対し、丹波は京都府中央部や兵庫県に広がる「山の地域」です。そのため、丹後では日本海の海の幸（カニなど）が豊富に取れ、丹波では黒豆や松茸などの山の幸が有名です。

丹後で特に人気のある観光スポットには、日本三景の一つである天橋立や、舟屋で知られる伊根の舟屋があります。また、美しい海岸線や温泉地も多く、自然を満喫できる地域です。