海外でスマホを使用する方法をはじめ、韓国旅行の際におすすめのSIMカード3選、利用する際の注意点、使い方やスマホの設定方法を紹介しています。これから韓国い旅行に行く方や海外SIMの使い方を知りたい方はぜひ参考にしてください。
スマホを海外で使用するには?
スマホを海外で使用する方法は4種類

スマホを国外で利用する方法は、主に次の4種類です。
- 現地のSIMカード
- モバイル用のWi-Wiルーター
- 海外ローミング
- 現地のWi-Fi
それぞれの方法にメリットデメリットがあるので、詳しく解説していきます。
現地のSIMカード

SIMカードとは加入者を特定するための情報が書き込まれたカードで、通話やインターネット利用に欠かせません。
渡航先でSIMカードを使うメリットは、高額請求を避けやすいという点です。海外SIMの利用料金は現地の相場に合わせて設定されているため、物価が安い国であれば割安になります。加えて、プリペイド式のカードが多く、使いすぎを防げるのもポイントです。
デメリットは設定と準備に時間がかかるという点です。そもそも現地のSIMカードを使うためには、SIMフリーといわれるSIMカード差し替え対応の機種を使う必要があります。現地でSIMカードを購入する場合、マニュアルが現地語もしくは英語のため、語学に不慣れな人だと苦労するかもしれません。
現地対応のSIMカードを使う場合は、あらかじめSIMフリーの機種を購入し、国内の旅行会社で手配することをおすすめします。
モバイル用のWi-Fiルーター

モバイルルーターも、海外でスマホを利用するうえでオーソドックスな方法の1つ。メリットは次の2つです。
- 通信容量を気にしなくていい
- 設定が簡単
多くのルーターが定額制プランを採用しているため、現地でも通信容量を気にせずに利用できます。スマホのWi-Fi設定画面からパスワードを入力すれば、すぐにインターネットに接続が可能。
しかし、以下のようなデメリットもあります。
- 料金が割高
- バッテリーの消耗が激しい
業者にもよりますが、モバイルルーターのレンタル料金は1日当たり750円〜1,500円。1週間滞在すると1万円以上請求されることもあります。また、バッテリーの消耗が激しいルーターもあり、一度の充電で半日しか使えない機種もあるため注意が必要です。
海外ローミング

海外ローミングとは、現在使っている携帯電話会社のサービスをそのまま現地で利用できることです。海外利用プランに加入していれば、設定不要で利用できる点がメリットとしてあります。
デメリットは、通信料金が高額になる可能性があること。海外ローミングの場合、利用した通信料に応じて料金が決まる従量課金制を採用している携帯電話会社が多く、1週間使うだけで数万円以上かかるケースも珍しくありません。
しかし近年は、以下のような定額の海外ローミングサービスも増えています。
携帯電話会社 | プランの名称 | 料金(1日あたり) |
Docomo | 海外パケ・ホーダイ | 980円 |
au | 世界でーた定額 | 490円 |
Softbank | 海外パケットし放題 | 1,980円~2,980円 |
国や地域によって利用できるプランや料金が変わるので、気になる方は公式サイトでチェックしてみてください。
現地のWi-Fi

主要な観光地だと、Wi-Fiスポットが充実しています。無料で使えるWi-Fiも多く、スマホでIDとパスワードを入力すればスムーズに利用が可能。
デメリットは、セキュリティが脆弱なサービスが多いことです。特に飲食店や交通機関で使える公共Wi-Fiはセキュリティが弱く、クレジットカードや銀行口座などの個人情報が盗まれるといった被害も極稀に発生します。
現地の公共Wi-Fiのセキュリティが気になる方は、あらかじめネットの口コミなどで調べておきましょう。
韓国旅行の際におすすめのSIMカード(キャリア)3選
KKdayを利用すれば手軽に韓国で使えるeSIMを利用できる!

KKdayでは韓国旅行の際に利用できるeSIMを販売中!eSIMとはSIMカードを入れ替える事なく使用できるSIMのことで、eSIM対応のスマホさえあれば手軽に利用することができます。
利用開始日から5日間使えて、通信速度4Gを無制限で使用可能!購入後に届くバウチャーを開きeSIM QRコードを取得、その後お手持ちのスマホでQRコードを読み取り設定を行えば簡単にeSIMを利用できます。
面倒なSIMの郵送待ちや交換がないため、海外SIM初心者の方や手軽にSIMを利用したい方はぜひKKdayを利用してみてください!
1. LINE Payで手軽にチャージ可能!世界122ヶ国以上と幅広い地域で利用できる「SIM2Fly」

※画像はイメージです。
最初に紹介する韓国旅行の際におすすめのSIMカードは「SIM2Fly」。タイの最大手通信キャリアAISが販売している有名なSIMカードです。タイを除きアジア・中国・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアなど世界122ヵ国以上に対応しています。
一般的にプリペイドSIMは有効期限をすぎると使えなくなってしまいますが、SIM2Flyはスマホひとつで簡単にトップアップ(有効期限を延長するためのチャージ)が可能です。専用アプリの「my AIS」をダウンロードすれば、LINE Payやクレジットカードで手軽にトップアップできるのが魅力。
海外旅行に頻繁に行く方や、多くの地域で使用できる海外SIMカードを求めている方はぜひ利用を検討してみてください。
対応国 | アジア・中国・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアを含む世界122ヵ国以上の国 |
通信速度 | 4G(※地域によっては3Gになります。) |
データ容量/期間/価格 | アジアとオーストラリア:1GB/2日間/119バーツ・4GB/8日間/299バーツ・6GB/10日間/349バーツ |
グローバル:1GB/3日間/299バーツ・4GB/15日間/799バーツ・6GB/15日間/849バーツ・15GB/1年間/2,699バーツ | |
国境国:2GB/7日間/99バーツ (※価格はSIM2Fly公式HPを参照) |
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低速通信 | データ容量を超えた場合は128kbpsでの低速通信となります。 |
SIMカードのサイズ | mini・micro・nano |
テザリング機能 | 有 |
その他の特徴 |
日本語マニュアル対応 日本から利用できる 対応国を跨いで利用可能 |
2. テザリング対応!対応国であればそのまま国を跨いで利用できる「Three」

※画像はイメージです。
続いて紹介する韓国旅行におすすめのSIMカードは「Three」。イギリスの通信会社Threeが提供しているコスパの高いSIMカードです。
ヨーロッパ全域をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドを含む世界48ヵ国で使用でき、対応国であれば同じSIMカードでそのまま利用できるのが特徴。価格は最安で1,000円以下を誇り、Amazonを利用すれば日本でSIMを受け取ることが可能です。
基本的にヨーロッパ全域が対応国ですが、ThreeのSIMカードには韓国版があります。テザリング可能で、全てのGB(ギガバイト)を使い切っても低速で通信してくれるため海外SIM初心者でも安心です。
韓国旅行の際に価格や使いやすさを重視してSIMカードを選びたい方は、ぜひ利用してみてください。
対応国 | ヨーロッパ全域・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドを含む世界48ヶ国以上の国 |
通信速度 | 4G(※地域によっては3Gになります。) |
データ容量/期間/価格 | 韓国版:6GB/6日間/720円(※価格はAmazonを参照) |
低速通信 | データ容量を超えた場合は128kbpsでの低速通信となります。 |
SIMカードのサイズ | mini・micro・nano |
テザリング機能 | 有 |
その他の特徴 | 日本で受け取れて設定できる |
3. 滞在日数に合わせたプランが豊富!最低1,000円から利用できる「China Unicom」

※画像はイメージです。
最後に紹介する韓国旅行におすすめのSImカードは「China Unicom」。中国の通信事業が提供している格安SIMです。
7日間・8日間・30日間の期間から選ぶことができ、自分の滞在する日数に合わせて利用できます。1〜4GB(ギガバイト)の容量があり、価格は最低1,000円から利用可能です。データを使い切ってしまっても低速通信してくれるため初心者にもおすすめ!
滞在期間や用途に合わせて選びたい方やとにかく安くて安全なSIMカードを利用したい方は、ぜひ利用してみてください。
対応国 | 中国・マカオ・台湾・韓国などの国 |
通信速度 | 4G(※地域によっては3Gになります。) |
データ容量/期間/価格 | 韓国版:3GB/5日間/1,000〜4,500円・20GB/8日間/1,650円 (※価格はAmazon、国内・海外通信サービス業の「BWI」を参照) |
低速通信 | データ容量を超えた場合は128kbpsでの低速通信となります。 |
SIMカードのサイズ | mini・micro・nano |
テザリング機能 | 有 |
その他の特徴 | 日本語マニュアル対応 多くのシェア率を誇り安心して使える |
韓国でSIMカードを利用する際の注意点
海外SIMカードの種類を確認する

今は多様な種類の海外SIMカードが販売されているので、自分に合ったカードを使いましょう。見るべきポイントは次の2つ。
- ・カードのサイズ
- ・通信タイプ
SIMカードは「標準」「micro」「nano」の3種類のサイズがあり、スマホによって挿入されているカードの種類は異なります。利用できるサービスも「音声通話+データ通信」「国際電話利用不可」など様々です。
海外のSIMカードは国内のSIMカードよりバラエティに富んでいるので、あらかじめチェックしておきましょう。
SIMフリースマホか確認する

SIMフリースマホとは、どの通信会社のSIMカードを挿しても利用できるスマホのこと。
近年では格安スマホを中心にSIMフリーのスマホが普及していますが、一部の大手キャリアでは「SIMロックスマホ」といわれる、他社のSIMカードが使えないスマホが販売されています。
特に2015年5月以前に販売された大手キャリアのスマホは、SIMロックがかかっているケースが多いです。
もしSIMロックスマホを利用されている場合は、お使いのキャリアに問い合わせて解除手続きをするか、新たにSIMフリースマホを購入しましょう。
プランと支払い方法を確認する

同じSIMカードでも、プランと支払方法が異なるケースは珍しくありません。例えばプランによってグローバル通話が使えないこともあれば、データローミングの容量が変わることもあります。
そして、データ容量が上限に達した際に、自動でデータが追加されるのか、新たに支払い手続きをしないと利用できないのかも確認すべきポイント。
また、支払い方法に関しても、クレジット決済しか受け付けていない会社もあれば、現地で現金払いしないと購入できないカードも珍しくありません。
プランと決済方法によって現地でスマホの利便性は大きく変わるので、ご注意ください。
海外SIMカードの購入先を確認する

海外SIMカードの購入先は、日本国内と現地の2パターンです。
国内で購入するメリットは、日本語のサポートが受けられること。カード選びに迷ったときにスタッフに質問できたり、困ったときに日本語で対応してもらったりできます。
現地で購入するより料金が割高になるというデメリットがありますが、海外渡航に不慣れな方は国内で購入する方が無難かもしれません。
現地でSIMカードを購入するメリットは、料金を安く抑えられること。ただし、マニュアルや対応言語は現地語か英語なので、語学に自信のある方は現地で入手してみましょう。
SIMカードの対象国を確認する

海外SIMカードは、海外であればどこでも使えるというわけではありません。通信事業者やプランによって、対象国が異なります。例えばアメリカのSIMカードであっても、ハワイやアラスカのような本土から離れた地域だと対象外のサービスがあります。
一方、韓国のSIMカードであっても近郊の国々であれば自由に使えるケースは少なくありません。また同じSIMカードでも、対象国間で使えるデータローミングの容量が変わることもあります。
複数の国を周遊する予定の方は、使いたいSIMカードの対象国と利用できるサービスをチェックしておきましょう。
各キャリアのサポートやサービスを確認する

キャリアのサポートやサービスの充実度も、確かめてほしいポイント。例えばSIMカードで不具合が発生したときに、無料でサポートしてくれるのか、日本語の対応は可能なのか確認する必要があります。
サービス面でも、キャリア指定のSNSなら通信制限の対象外になることも少なくありません。またテザリング機能がある場合、グループ行動の際はテザリングでデータの共用が可能です。その結果、複数のSIMカードを購入するより安くなるかもしれません。
キャリアのサービスやサポートは多種多様なので、公式サイトで最新情報をチェックすることをおすすめします。
海外SIMの使い方や設定方法
手順1. APN設定を行う

APNとは、アクセスポイント名のことです。スマホを使うためには、このアクセスポイントを中継してネット回線を認識させなければいけません。
一般的な大手キャリアであれば、すでにAPNがキャリアのサーバーと一致しているため設定は必要ありませんが、海外SIMの場合は一から設定し直す必要があります。
APNを設定する手順は以下の通り。
- SIMカードを挿入
- 設定画面からモバイルネットワークを選択
- APN構成プロファイルをダウンロード(Androidのみ)
- アクセスポイント名を選択
なお、細かい手順はキャリアによって違うため、SIMカードに付いているマニュアルを参考に設定しましょう。
手順2. アクティベートを行う

アクティベートとは、挿入したSIMカードで回線を利用する許可を得る手続きのこと。iPhoneの場合、APN設定とは別にアクティベートが必要になるケースが多いです。
アクティベートの手順は以下の通りです。
- SIMカードを挿入
- スマホを再起動
- Apple IDとパスワードを入力
アクティベートを行うためには、Wi-Fiが必要です。現地でも手続きできますが、国内で購入される方はスムーズにスマホを使えるよう、渡航前に設定しておくことをおすすめします。
韓国旅行を楽しむなら海外SIMカードを準備するのがおすすめ

海外でスマホを快適に使う方法とSIMカードの魅力、韓国旅行の際におすすめのSIMカード、SIMカードを利用する際の注意点について紹介しました。
SIMカードは、公共Wi-Fiやモバイルルーターと比べると少し使い方が難しいと感じるかもしれません。しかし、セキュリティがしっかりしており料金もリーズナブルといったメリットがあります。この記事を参考にして、自分に合ったSIMカードを購入しましょう。