福岡オープントップバスは、西日本鉄道(西鉄)が運行する屋根のない観光バスです。オープントップの座席は高さ約3.8メートルあり、窓や天井の遮蔽物がないため、普段の歩行視点とは異なる高さと角度から福岡を再発見できます。福岡市中心部と近郊を巡り、歴史ある街並みや賑やかな天神の繁華街から、海辺の景色や夜の街の灯りまで、多様な風景を楽しめます。通常の路線バスとは異なり、オープントップバスそのものが一つの観光体験です。頬をなでる海風、広がる空、そして遮るもののない視界が、わずか1時間の乗車時間を忘れられない思い出にしてくれます。現在はシーサイドももち、太宰府、福岡きらめき夜景の3つのテーマコースがあり、所要時間は約60~80分です。シーサイドももちコースと夜景コースは福岡市中心部の天神を発着点としており、旅の始まりや、ショッピングや食事の合間に気軽に街歩きを楽しむのに最適です。
シーサイドももちコースは約60分の周遊コースで、テーマは「海と都市が隣り合う福岡」です。市中心部を出発して臨海エリアへ向かうと、片側には高層ビルや街並み、もう片側には広大な海が広がり、海風を直接感じられる、福岡の地理的特徴を最も体感できるコースです。太宰府コースは片道約60分で、賑やかな天神の街から千年の祈りの地として知られる太宰府まで向かいます。都市の風景から歴史ある街並みや参道の雰囲気へと移り変わる様子を楽しめ、福岡空港周辺も通過するため、福岡への到着日や出発日の利用にも適しています。復路は太宰府から博多・天神へ戻るルートとなっており、片道利用で旅程に柔軟に組み込むことができます。福岡きらめき夜景コースは約80分で、日没後に運行します。人気の観光スポットを巡り、屋根のない座席から街灯や橋、ビルの灯りが織りなす夜景を鑑賞でき、昼間とは全く異なる街の表情を楽しめます。
福岡を知る最初のステップなら、シーサイドももちコースがおすすめです。約60分で市中心部と海辺の両方の魅力を一度に把握できる周遊コースで、出発地に戻るためその後の予定も立てやすいのが特徴です。すでに参拝の予定がある場合や、移動時間も観光として楽しみたい場合は太宰府コースが適しています。片道運行のため、天神から太宰府への行き、または太宰府から博多・天神への帰りに利用でき、単なる移動を風景を楽しめる体験へとアップグレードできます。昼間に観光スポットを巡り終えた方や、旅の締めくくりに印象的な体験をしたい方には、福岡きらめき夜景コースがおすすめです。約80分の夜間行程で、昼間は見られない夜景を満喫できます。3つのコースはそれぞれテーマが異なるため、時間に余裕のある方は昼にシーサイドももちコース、夜に夜景コースと、一日で福岡の二つの表情を楽しむのもおすすめです。