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シャークベイは、西オーストラリア州のインド洋沿岸に位置する広大な湾です。州都パースから北へ約800kmの場所にあり、その独特な生態系と地質学的特徴によりユネスコ世界遺産に登録されています。中心となる町はデンハムです。
シャークベイは世界でも有数のジュゴンの生息地として非常に重要です。湾内の広大な海草藻場が彼らの主要な食料源となり、約1万頭以上のジュゴンが生息していると推定されています。この豊かな環境が、ジュゴンの繁殖と生存を支える理想的な場所となっています。
ストロマトライトは、数十億年前から地球に存在する最古の生命体の一つである微生物(シアノバクテリア)が形成する層状の岩石構造です。シャークベイのハメリン・プールでは、現代でも活発に形成されているストロマトライトを観察できます。これらは、地球の初期生命の証拠として非常に貴重な地質学的特徴です。
シャークベイの中心地デンハムへは、主に車でのアクセスが一般的です。パースから北へ約8時間のドライブです。また、デンハム近郊にあるモンキーマイア空港(Monkey Mia Airport)への国内線を利用することも可能です。空港からはシャトルサービスやレンタカーでデンハム市街へ移動できます。
シャークベイのウーゼレスループ塩田は、空中ツアーのハイライトの一つです。上空から見下ろすと、塩分濃度によって変化する水の色が、ピンク、赤、オレンジ、緑、白といった鮮やかなパレットのように広がります。幾何学的な形に区切られた塩田が織りなす壮大な景観は、地上では見ることのできない感動的な美しさです。
フランソワ・ペロン国立公園内にあるビッグラグーンは、その名の通り広大な水域で、空中ツアーでは息をのむような絶景が広がります。ターコイズブルーの透明な水と、その周囲を取り囲む赤い砂岩のコントラストが特徴です。複雑に入り組んだ海岸線や浅瀬の模様が上空から鮮明に見え、自然の造形美を堪能できます。
40分間の空中ツアーでは、ウーゼレスループ塩田とビッグラグーンの他に、シャークベイの中心地デンハムの町並みも上空から一望できます。また、壮大なインド洋の海岸線、広大な海草藻場、そしてユニークな地質学的特徴であるストロマトライトの遠景も楽しめることがあります。鳥の視点からシャークベイ全体の多様な景観を体験できます。
シャークベイは、その卓越した普遍的価値により1991年にユネスコ世界遺産に登録されました。主な理由として、地球上で現存する最古の生命体であるストロマトライトの存在、世界最大のジュゴン個体群が生息する豊かな海洋生態系、そして多様な海洋生物と砂漠の景観が融合した独特の自然美が挙げられます。