必ず歩きやすい靴を履いてください。
伊達政宗は戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将で、「独眼竜」の異名で知られています。彼は知略に富み、文化を愛する一面も持っていました。主な功績として、仙台藩の初代藩主として仙台城と城下町を築き、街の発展の礎を築いたことが挙げられます。また、慶長遣欧使節団を派遣し、海外との交流を試みた先見性も評価されています。
伊達政宗が「独眼竜」と呼ばれるのは、幼少期に患った疱瘡(ほうそう)により右目を失明し、その眼を家臣にえぐり取らせたという逸話に由来します。その隻眼でありながらも、彼は卓越した武勇と知略を発揮し、奥州の覇者としてその名を轟かせました。この異名は彼の強さと決断力を象徴するものとして、後世に語り継がれています。
伊達政宗が仙台を本拠地としたのは、戦略的な地理的優位性と豊かな自然資源があったためです。仙台は広大な平野と青葉山のような天然の要害があり、また、広瀬川の水利や海へのアクセスも良好でした。彼はこの地が新たな城下町を築き、領国経営を行う上で最適な場所であると見抜き、現在の仙台の礎を築き上げました。
仙台には伊達政宗ゆかりの地が数多くあります。主要な場所としては、彼が築城し、現在は壮大な石垣や騎馬像が残る「仙台城跡(青葉城址)」、政宗公の霊廟で桃山文化の粋を集めた豪華絢爛な「瑞鳳殿」、政宗が愛用した品々や伊達家の歴史を伝える「仙台市博物館」などがあります。これらの地を巡ることで、政宗公の足跡を感じられます。
仙台城跡は、伊達政宗が築城した仙台藩の居城跡です。天守閣は現存しませんが、広大な敷地には壮大な石垣や再建された大手門脇櫓、そして伊達政宗の騎馬像が威風堂々と建っています。見どころは、政宗像から見下ろす仙台市街の絶景と、本丸跡に残る礎石や遺構から当時の規模を偲ぶことができる点です。また、青葉山の豊かな自然も魅力です。
伊達政宗の生涯で重要な戦いは多岐にわたりますが、特に彼の覇業の礎となったのは、摺上原の戦いです。この戦いで政宗は蘆名氏を破り、奥州におけるその勢力を確立しました。また、豊臣秀吉の小田原征伐に参陣したことは、彼の運命を大きく左右し、その後の徳川家康との関係構築にも影響を与えた重要な転機となりました。
仙台城跡へのアクセスは、観光循環バス「るーぷる仙台」の利用が便利です。仙台駅西口バスプールから乗車し、「仙台城跡」バス停で下車します。所要時間は仙台駅から約20分です。また、地下鉄東西線「国際センター駅」から徒歩で約15分から20分程度でもアクセス可能です。急な坂道があるため、体力に自信がない場合はバスがおすすめです。
瑞鳳殿は、仙台藩初代藩主である伊達政宗の霊廟です。政宗公の遺言により、彼が自ら選んだ経ヶ峯に建立されました。桃山文化の装飾美が凝縮された絢爛豪華な建築様式が特徴で、国の史跡にも指定されています。瑞鳳殿を訪れることで、政宗公の偉大さと、彼が後世に残した文化的な影響を感じることができます。