ご予約後、催行が決定した場合は、最終のご案内(集合場所・当日連絡先など)を前日までにメールでお送りします。
集合は原則「JR大津駅 北口前(受付開始 9:20)」です。
※グループのご事情に応じて、集合・解散場所のご相談も可能です(要事前連絡)。
食事は「薬膳精進弁当」です。アレルギーや個別の食事対応はできかねます。
雨天決行です。荒天や災害等により中止となる場合は、前日までに代表者様へご連絡いたします。
当日朝、ご体調に不安がある場合は無理をなさらず、事務局までご連絡ください。
「鬼の念仏」は、角を隠した鬼が僧侶の姿で念仏を唱える様子を描いた画題です。この絵は、善人ぶっていても本性は悪であるという偽善を風刺し、「見た目に騙されるな」「悪事をやめて改心せよ」という教訓を伝えています。大津絵の多岐にわたる教訓画の中でも特に有名で、人々に親しまれてきました。
大津絵は、江戸時代に東海道を行き交う旅人へのお土産として人気を博しました。素朴でユーモラスな筆致に加え、道徳的な教訓や風刺が込められた画題が多く、庶民に受け入れられやすかったためです。手頃な価格で手に入り、旅の思い出や飾りの品として広く親しまれ、大津宿の名物となりました。
「大津絵」には、「鬼の念仏」の他にも多様な画題があります。代表的なものとしては、藤娘(ふじむすめ)、雷公(らいこう)、鷹匠(たかじょう)などが挙げられます。藤娘は美しい姿で女性の品格を表し、雷公は落ちてきた雷を拾い上げる滑稽な姿で人生の失敗から立ち上がる教訓を示します。それぞれ独特の意味合いを持つ図像が、大津絵の魅力を形成しています。
「大津絵美術館」では、初期の貴重な作品から現代に至るまでの「大津絵」の歴史と変遷を、実物を通して学ぶことができます。様々な画題の解説や制作工程の紹介を通じて、その芸術性、教訓、そして当時の庶民文化との関わりを深く理解できます。作品に込められた意味合いを知ることで、より一層「大津絵」の奥深さに触れることができるでしょう。
「大津絵踊り」は、大津絵の画題をテーマにした、地元大津に伝わる伝統的な踊りです。絵に描かれた人物や動物、鬼などの特徴的な動きや表情を、ユーモラスかつ躍動的に表現します。普段は特別な機会でしか見ることのできない貴重な芸能であり、本ツアーではその魅力を間近で鑑賞できる特別な機会が提供されます。
「大津百町」は、東海道五十三次の中でも有数の規模を誇った「大津宿」の中心地です。まち歩きでは、地元ガイドの案内で、かつての面影を残す老舗店舗や史跡を巡りながら、当時の旅籠の様子や問屋町の賑わい、また庶民の生活文化に触れることができます。大津絵が生まれた背景にある歴史的な息吹を肌で感じられるでしょう。
この「薬膳精進弁当」は、大津絵の画題から着想を得て、見た目にも美しい料理でその世界観を表現しています。地元の旬の食材を使用し、健康に配慮した薬膳の知識を取り入れながら、精進料理として丁寧に作られています。大津絵の物語やキャラクターを料理で感じられる、ユニークで文化的な食体験を提供します。
「大津宿」は京都に近く、琵琶湖の水運と東海道の陸運が交わる交通の要衝でした。多くの旅人や物資が行き交う中で、「大津絵」は土産物として需要が高まり、発展しました。この地の文化や経済活動と密接に結びつき、庶民の日常に溶け込みながら、旅人たちに地域の特色と日本の教訓文化を伝える重要な役割を果たしました。