服装はレインウエア(船内は海水で濡れているので、ズボン付きをお勧めします)、長靴、軍手
クーラーボックス(魚を購入される方)
手持ちでのカメラで撮影される場合は、落下防止のため、紐付きをお勧めします
乗り物酔いされる方は、酔い止め
定置網漁は、魚が泳いでくる通り道に巨大な網を固定して設置し、魚群を網の内部へと誘導して捕獲する伝統的な漁法です。一度網に入った魚は出口が分からなくなり、最終的に揚網されます。この漁法は、魚群を追いかけることなく、自然の回遊を待つため、魚に余計なストレスを与えず、活きの良い状態で水揚げできるのが特徴です。兵庫県南あわじ市の灘地区では、この方法で様々な魚が獲られています。
定置網漁師の仕事は、自然との戦いです。天候に左右されやすく、荒天時には漁に出られないだけでなく、網の点検や補修作業も困難になります。また、巨大な網の設置やメンテナンス、毎日の揚網作業は重労働であり、体力と経験が不可欠です。早朝からの作業や、漁獲量の変動による収入の不安定さも苦労の一つです。しかし、豊漁の喜びや、質の良い魚を消費者に届けられる達成感も大きい仕事です。
南あわじ市・灘地区の定置網漁では、年間を通じて多種多様な魚が水揚げされます。代表的な魚種としては、タイ、ブリ、サワラ、イワシ、アジ、イカなどが挙げられます。季節によって獲れる魚が異なり、旬の魚介類はその時期ならではの最高の味覚を提供します。このツアーでは、その日実際に揚がった新鮮な魚を間近で確認でき、漁獲の豊かさを実感できます。
この漁業見学プライベートツアーでは、ベテラン漁師の漁船に乗り込み、定置網漁の最も迫力ある「揚網(ようもう)」作業の一部を見学できます。普段は15か所で行われる水揚げ作業のうち、1か所を間近で見学し、巨大な網を引き上げ、活きの良い魚が次々と水揚げされる様子を体感できます。網の仕組みや魚の取り込み方など、実際の現場でしか見られない豪快な仕事ぶりを間近で感じられる貴重な機会です。
ベテラン漁師さんからは、長年の経験に裏打ちされた定置網漁の奥深さや、普段聞くことのできない「裏話」を直接聞くことができます。例えば、魚の習性や回遊ルートの見極め方、天候と漁獲量の関係、網の設置やメンテナンスの秘訣、そして漁師としての喜びや苦労話など、多岐にわたる貴重な話が聞けるでしょう。豊洲市場へ出荷される魚の品質へのこだわりも知ることができます。
定置網漁で獲れた魚が美味しいとされる理由はいくつかあります。まず、魚群を追いかける必要がないため、魚が網にかかるまで余計な運動をせず、身にストレスがかかりにくいからです。これにより、魚の鮮度が保たれ、身の締まりが良く、旨味が凝縮されます。また、漁獲から水揚げまでの時間が短く、鮮度が高い状態で市場に出回ることも美味しさの秘密です。南あわじ市灘地区の恵まれた漁場で育った魚本来の味が存分に楽しめます。
灘地区で獲れる新鮮な魚は、素材そのものの味が素晴らしいので、シンプルな調理法がおすすめです。例えば、脂の乗ったタイやブリ、サワラなどは、刺身で新鮮な旨味を存分に味わうのが一番です。また、塩焼きや煮付けにすれば、身の締まりと魚本来の風味を楽しめます。アジやイワシなどの小魚は、唐揚げや南蛮漬けにしても美味しくいただけます。獲れたばかりの魚の美味しさを最大限に引き出す調理法をぜひお試しください。
漁業見学ツアーは船に乗って洋上に出るため、いくつかの準備が必要です。まず、揺れ対策として動きやすく滑りにくい靴を着用し、汚れても良い服装を選びましょう。日差し対策に帽子やサングラス、日焼け止め、天候が変わりやすい場合に備えてレインコートなどの羽織るものも持参すると安心です。船酔いが心配な方は、事前に酔い止め薬を服用することをおすすめします。カメラを持参して、迫力ある瞬間を記録するのも良いでしょう。