集合場所、ピックアップ場所、ピックアップ時間に関する最終情報については、バウチャーを参照してください。
集合場所の説明: ポルタ・ニグラの向かいにあるメルキュール ホテルの前。(ポルタ・ニグラ広場、トリーア、ドイツ)
このアクティビティはドイツ語でのみ利用可能です
トリーアは紀元前16年にローマ皇帝アウグストゥスによって設立された「アウグスタ・トレウェロルム」を起源とし、ドイツ最古の都市として知られています。その特徴は、約2000年以上の歴史を通じてローマ帝国時代の壮大な建造物が数多く現存している点です。特に、帝国浴場跡やポルタ・ニグラなど、当時の繁栄を物語る遺産が都市全体に点在しており、訪れる人々に古代ローマの息吹を感じさせます。
都市名「トリーア」は、ラテン語の「アウグスタ・トレウェロルム(Augusta Treverorum)」に由来します。これは、この地に住んでいたケルト系部族「トレウェリ族(Treveri)」の名と、創設者アウグストゥス帝にちなんだものです。現代ドイツ語での正しい表記は「Trier」であり、日本語表記では「トリーア」が一般的です。英語圏でも「Trier」と表記され、歴史的背景を反映した呼称として広く認識されています。
トリーアは、紀元後3世紀末のローマ帝国における「テトラルキア(四分統治)」制度の下で、西方の正帝コンスタンティウス・クロルス、そしてその子コンスタンティヌス1世の居城として、帝国西部の首都の一つに選ばれました。その戦略的な立地と豊かな資源が評価され、政治、経済、文化の中心地として重要な役割を担いました。この時代には壮大な建築物が数多く建設され、都市は「第二のローマ」と呼ばれるほどの繁栄を享受しました。
トリーアには、9つの構成資産からなる「トリーアのローマ遺跡、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」がユネスコ世界文化遺産に登録されています。これには、壮大な城門であるポルタ・ニグラ、ローマ円形劇場、皇帝浴場、バルバラ浴場、アリーナ、ローマ橋、イゲルの柱、大聖堂(聖ペテロ大聖堂)、聖母聖堂が含まれます。これらの遺跡群は、ローマ時代の歴史的、文化的価値を現代に伝えています。
ポルタ・ニグラは、2世紀後半に建設されたローマ時代の巨大な城門であり、トリーアの象徴的な世界遺産です。「黒い門」という意味を持ち、その名は長い年月を経て石材が黒ずんだことに由来します。見どころは、その堅牢な構造と精巧な建築技術、そして内部の保存状態の良さです。ローマ帝国の高度な土木技術と防御機能を示す貴重な遺構であり、訪問者は内部を歩き、当時のローマ兵士や商人たちがこの門を行き交った様子を想像できます。
トリーアのウォーキングツアーでは、ポルタ・ニグラ以外にも、多くのローマ遺跡を訪れることができます。主要なものとしては、壮大な規模を誇る皇帝浴場跡や、市民の集会や娯楽の場であった円形劇場、そして未完成ながらその規模で圧倒するバルバラ浴場などが挙げられます。また、現存するドイツ最古の橋であるローマ橋の一部も、当時の技術力を物語る重要な遺跡です。これらの遺跡群は、ローマ時代の都市生活や建築技術を間近で感じさせてくれます。
トリーアの都市景観は、ローマ帝国の歴史的遺産によって深く形作られています。街の中心部にはポルタ・ニグラや大聖堂など、当時の壮大な建築物が今もなお存在し、その後の時代に建てられた建物と共存しています。ローマ街道のレイアウトは現在の都市の道路網の基盤となり、都市の区画整理にも影響を与えました。ローマ時代の遺跡が現代の生活の中に自然に溶け込んでいることで、トリーアは独自の歴史的魅力を持つ都市景観を形成しています。
トリーアのガイド付きウォーキングツアーでは、多くの世界遺産に加えて、様々な見どころを巡ります。例えば、中世の面影を残すハウプトマルクト(中央広場)では、美しい聖ガングルフ教会や歴史ある建築物を見学できます。また、壮麗なファサードを持つ選帝侯宮殿や、哲学者のカール・マルクスの生家なども訪れる可能性があります。これらの場所は、トリーアのローマ時代以降の豊かな歴史や文化を深く理解するのに役立ちます。