| 実施場所 | 屋内 |
| 体験のジャンル | 手芸教室 |
| 料理のジャンル | お菓子作り・和菓子作り |
| ワークショップ・文化体験のジャンル | 伝統文化体験 |
受付時間、人数によっては催行できない場合がございます。
受付時間は10:00-17:00となります。それ以降のお申込みは翌日扱いとなります。
会場まで階段がございます。当ビルにはエレベーターがございませんので、ご了承ください。
プログラムのため、遅延に合わせての開催はいたしません。途中からご入場いただけますが、10分以上遅れられた場合、ご予約キャンセルとさせていただく場合がございます。
飲食物は原則、持込不可。
貸切希望の方はご相談ください。
体験されない方の入場はできません。
保護者の膝上で体験されるお子様は体験料無料となります。(2歳未満のみ)
キャンセル料発生後のご予約日時変更につきましては、規定の手数料を頂戴いたします。
弊社では、商業目的での画像、動画撮影、転用、占有を固く禁止しております。商業目的での使用をご希望の方は、事前に取材・使用申請をお願いいたします。
和三盆は、江戸時代から続く伝統的な製法で作られる日本独自の高級砂糖です。特有の風味と口溶けの良さが特徴で、一般的な砂糖に比べて上品でまろやかな甘さが魅力です。粒子が非常に細かいため、口に入れるとスーッと溶けるような繊細な食感が楽しめます。お干菓子作りでは、その独特の口どけを存分に活かすことができます。
和三盆は、サトウキビの一種である竹糖を原料とし、伝統的な手間暇かけた製法で作られます。一般的な砂糖よりもミネラル分が多く含まれ、すっきりとした甘さの中に、独特のコクと風味があります。また、粒子が非常に細かく、口溶けの良さが際立っています。この繊細さが、お干菓子の持つ上品な味わいを生み出す秘訣となります。
和三盆が高級とされる理由は、その希少な原料と、手作業による伝統的な製法にあります。和三盆の原料となる竹糖は特定の地域でしか栽培されず、収穫量も限られています。また、「研ぎ」や「押し」といった工程を職人が繰り返し行い、不純物を取り除きながら丁寧に結晶化させるため、膨大な時間と労力がかかります。これらの工程が、和三盆の上質さと高価さを決定づけています。
「和三盆」の名前は、「盆の上で砂糖を三度研ぐ」という精糖工程に由来すると言われています。これは、サトウキビから搾り取った糖蜜を、盆の上で手作業で練り上げて不純物を取り除き、何度も研磨する伝統的な製法を指します。この独特の「研ぎ」の工程により、和三盆特有のきめ細かさと上品な風味、そして口溶けの良さが生まれます。
和三盆のお干菓子は、和三盆糖を主原料として作られるため、そのものが持つ上品で繊細な甘さと、なめらかな口溶けが最大の特徴です。一方、一般的な落雁は、もち米粉や砂糖を主原料とすることが多く、和三盆に比べてしっかりとした甘さと、少しざらつきのある食感を持つ傾向があります。和三盆のお干菓子は、より繊細で洗練された味わいが楽しめます。
和三盆のお干菓子作り体験では、主に和三盆糖と少量の水のみを使用します。非常にシンプルな材料で作られるため、アレルギーをお持ちの方でも体験しやすいですが、念のため事前に主催者へ具体的なアレルギー情報をお伝えいただくことをおすすめします。ビーガン食に関しては、動物性材料は使用しておりませんが、詳細は体験施設へ直接お問い合わせください。
「和三盆」と「和三宝」は、通常同じものを指す言葉として使われます。ただし、正確な日本語の表記としては「和三盆」が正しい名称です。「三盆」は、盆の上で砂糖を三度研ぐという伝統的な製法から来ています。「和三宝」という表記を見かけることもありますが、これは「和三盆」の当て字や地域による表現である場合が多いです。体験で使用するのは正式名称の「和三盆」です。
和三盆の二大産地は、香川県で作られる「讃岐和三盆」と、徳島県で作られる「阿波和三盆」です。これらは江戸時代に確立された伝統製法を受け継いでいます。他の地域での生産は非常に稀で、和三盆の多くはこの二県で生産されています。和三盆がこれらの地域で生まれた背景には、温暖な気候がサトウキビ栽培に適していたことや、藩が産業として奨励した歴史があります。