マウイ島

マウイ島は現在、ほぼ全ての地域で観光客の受け入れを再開しており、経済を支援するために観光が奨励されています。しかし、2023年8月の山火事により大きな被害を受けた西マウイのラハイナ地区周辺の一部では、復興作業が続けられており、立ち入りが制限されている場合があります。観光する際は、復興支援に協力するため、地元経済を活性化させる活動を積極的に行うことが推奨されています。マウイ島は観光に開放されており、島を訪れることが経済回復を助けることにつながります。地元経済が観光産業に大きく依存しているため、訪問者は地元のものを購入したり、地元のレストランを利用したりすることが、島を支援する最も効果的な方法の一つです。

オアフ島からマウイ島へは、飛行機での移動が最も一般的で効率的です。ホノルル国際空港（ダニエル・K・イノウエ国際空港）からマウイ島のカフルイ空港などへ、ハワイアン航空などの国内線が運航しており、フライト時間は約40分から1時間程度です。日本からマウイ島への直行便はないため、オアフ島での乗り換えが必須となります。日本からハワイへ行く場合、現在はすべてオアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港（HNL）に到着します。ホノルル国際空港には国際線ターミナルと国内線ターミナル（インターアイランドターミナル）が別々にあります。国内線ターミナルへ移動し、チェックイン手続きを行います。ハワイアン航空などの航空会社を利用して、ホノルル国際空港からマウイ島のカフルイ空港（OGG）などへ向かいます。

マウイ島のベストシーズンは一年を通して快適ですが、目的によって異なります。ビーチリゾートを満喫するなら5月～9月の乾季、ホエールウォッチングをするなら12月～4月頃の冬の時期が最適です。人混みを避けたい場合は、観光客が比較的少ない4月～5月、9月～10月頃がおすすめです。マウイ島は一年中温暖で穏やかな気候ですが、雨季（11月～4月）と乾季（5月～10月）があります。標高の高いハレアカラ山が貿易風を遮るため、島の南西側（リゾートエリア）は雨が少なく晴天が続き、東側（ハナなど）は年間を通じて雨が多い傾向があります。

マウイ島では、息をのむような自然を満喫できるアクティビティが豊富です。世界的に有名なハレアカラ国立公園では、日の出や星空観察が感動的です。また、美しいビーチでのシュノーケリングやダイビング、サーフィンはもちろん、ホエールウォッチングツアー（冬季限定）も人気です。風光明媚なハナへのドライブや、太平洋の絶景を楽しめるドライブコースもおすすめです。歴史的な町並みが残るラハイナでは、ショッピングやグルメも楽しめます。

マウイ島は、新鮮なシーフードやローカルフードが魅力です。名物のポケ丼は、新鮮な魚介を醤油やスパイスで和えたハワイのソウルフード。また、ハワイの伝統的な豚の丸焼き「カルアピッグ」は、柔らかくジューシーで絶品です。マンゴーやパイナップルなどのトロピカルフルーツも豊富で、スムージーやデザートで楽しむのもおすすめです。地元のファーマーズマーケットでは、採れたてのフルーツや野菜、手作りのジャムなども購入できます。