桶盤嶼

桶盤嶼の訪問に最適なのは春から秋にかけての季節です。特に午後から夕暮れ時にかけて、玄武岩の石柱が赤く輝く美しい景色が楽しめます。風が強い日もありますが、自然の造形美が際立ち、写真撮影に最適です。引き潮のタイミングには蓮花台の特別な岩も見られます。

桶盤嶼の最大の魅力は東岸、南岸、西岸に広がる巨大な玄武岩の石柱群です。島を囲むこれらの石柱は規則正しく並び、壮観な景色を作り出しています。また、引き潮時に見られる蓮花台という同心円状の地形や、島の中央に広がる台地の散策路も必見です。

桶盤嶼へは澎湖県の行政中心である馬公市にある南海遊客中心から船で約20分でアクセスできます。多くの観光客は馬公市を起点に虎井嶼など近隣の島々とセットでツアーに参加し、桶盤嶼を訪れます。無人島のためツアー参加が基本です。

桶盤嶼は洗面器をひっくり返したような形状の島で、その名もそこから由来しています。島を囲む玄武岩石柱は丸みを帯び、団子を積み上げたような独特の形状が特徴です。また、引き潮時に現れる蓮花台は自然が作り出した同心円状の地形で、地質学的にも珍しいスポットです。

桶盤嶼と合わせて訪れるのに人気なのが隣の虎井嶼です。虎井嶼は島内に猫が多く、歴史的なスポットもあり、バスで島内巡りが可能です。澎湖本島の馬公市からのアクセスも良いため、澎湖島の白沙島や西島と組み合わせて澎湖の多様な自然と文化を楽しむことができます。