新竹都城隍廟

道教において陰廟とは、主のいない孤魂を祀る廟のことを指します。城隍廟、地蔵庵、東岳殿、閻羅宮などは、陰界の神明を祀る神廟であり、陰廟ではありません。

李排爺と董排爺の塑像、范・謝将軍、枷・鎖将軍、牛・馬将軍、文・武判官が祀られています。

西暦1748年に創建され、当時の台湾で最大規模の廟でした。廟前の市集や軽食の屋台が新竹の特色となっています。史料によると、西暦1891年には全台湾の官民がここで国を守り民を助け災厄を取り除くための祈祷法会を催し、新竹都城隍として晋封され、台湾・澎湖地区で唯一の省級城隍廟となりました。また、匪賊を撃退した功績により、光緒帝から「金門保障」の扁額を賜り、その後歴代皇帝から封贈を受け、台湾で最も官位の高い城隍爺となりました。

城隍様は日中は現世の事柄を、夕方5時以降は冥界の事柄を司るとされています。そのため、会社員、ビジネスマン、公務員、学生、受験生などは、夕方5時までに参拝を終えることが推奨されます。もし、夜の商売や特殊な職業に就いている方は、夕方5時以降に参拝することをおすすめします。ただし、犯罪者や不倫関係にある方は、参拝を避けるべきとされています。

新竹都城隍廟の周辺は、古くから市集が形成されており、様々な台湾グルメを楽しむことができます。特に、新竹名物のビーフンや、廟前で販売されている肉まん、貢丸湯（肉団子スープ）などは有名です。参拝の合間に、地元の味を堪能するのもおすすめです。