チャド

チャドの治安状況は極めて深刻です。多国籍軍による掃討作戦が継続中で、武力衝突が頻発しており非常に危険です。さらに、テロ攻撃や誘拐などのリスクも高くなっています。観光目的の渡航は極めて危険です。渡航を検討する際は、最新の情報を外務省海外安全ホームページで必ず確認してください。

日本からチャドへの直行便はありません。そのため、アジアルートではエチオピア航空を利用する方法、ヨーロッパルートではエールフランスを利用する方法があります。所要時間はアジアルートで約26時間、ヨーロッパルートで約30時間かかります。

チャドはアフリカ中央部にある内陸国で、北部がサハラ砂漠、南部がサバンナの自然環境を持ち、首都はンジャメナです。農業と牧畜が伝統的な産業でしたが、近年は石油の産出も重要になっており、最貧国のひとつとされています。内戦やクーデターを経験した歴史があり、治安状況は依然として不安定です。地理・自然として、アフリカ大陸の中央部に位置する内陸国で、リビア、スーダン、カメルーンなど複数の国に囲まれています。国土の北半分がサハラ砂漠、南部は肥沃なサバンナ地帯が広がっています。国名の由来となったチャド湖は、世界でも最大級の湖でしたが、近年は干ばつや人為的な影響で面積が縮小し、消滅の危機に瀕しています。

チャドの主要な自然景観としては、国土の北半分を占める広大なサハラ砂漠の砂丘や、南部の肥沃なサバンナ地帯が挙げられます。また、かつては世界最大級の湖であったチャド湖も有名ですが、近年は水量の減少が深刻な問題となっています。

チャドの首都はンジャメナです。ンジャメナはチャド湖の北東岸に位置しており、政治、経済、文化の中心地となっています。