コモロ

コモロ諸島で最も有名なのは、深海魚であるシーラカンスです。シーラカンスは「生きた化石」と呼ばれ、コモロ周辺の海域に生息しています。しかし、深海魚のため捕獲されると船上で死んでしまうことがほとんどで、陸上で生きたシーラカンスを見ることはできません。剥製は博物館に保存されています。

コモロ諸島の治安は一般的に安定しています。スリ、ひったくり、強盗などの一般犯罪はほとんど報告されておらず、外国人の犯罪被害も報じられていません。2024年1月の大統領選挙後、一時的な抗議活動がありましたが、現在は政局が安定しており、大規模な抗議活動などの情報は確認されていません。

コモロの最大の魅力は、その手つかずの豊かな自然にあります。活火山、絵のように美しいビーチ、そして多様な海洋生物が、自然愛好家にとって理想的な場所を提供しています。特にモヘリ島にあるモヘリ海洋公園では、クジラ、イルカ、ウミガメなどの海洋生物を観察できるツアーが人気です。

コモロの年間降水量は多く、雨季に集中します。モロニでの観光に最適な時期は、気温が25～28℃と過ごしやすく降水量も少ない乾季の7月から9月です。ただし、乾季でも突然のスコールに見舞われることがあるため、雨具の準備はしておくと安心です。

コモロでは、豊かな自然を満喫できる様々なアクティビティが楽しめます。モヘリ海洋公園でのホエールウォッチングやイルカ・ウミガメの観察ツアーは特に人気です。また、手つかずの美しいビーチでのんびり過ごしたり、火山トレッキングに挑戦したりすることもできます。