三井寺

三井寺は、西国三十三所観音霊場の第14番札所である観音堂や、近江八景「三井晩鐘」の鐘楼などが有名です。多数の文化財を収蔵しており、桜の名所としても知られ、多くの参拝客が訪れています。天智天皇・天武天皇・持統天皇の三帝の誕生の際に産湯をつかった霊泉があることから、「御井の寺」という意味で「三井寺」と呼ばれています。

三井寺は紫式部の一族とのゆかりも深く、美しい桜で名高い寺院です。天智天皇・天武天皇・持統天皇の三帝が誕生した際に産湯をつかった霊泉があることから、「御井の寺」という意味で「三井寺」と呼ばれています。現在もこの霊泉は祠の中で湧き出ており、その音を聞くことができます。

紀三井寺と三井寺（園城寺）に関係はありません。紀三井寺は和歌山市にある寺院で、寺域に湧く「三つの井戸の水」に由来して「紀（紀州）」と「三井」を冠しています。一方、滋賀県にある三井寺（園城寺）は、これとは異なる歴史を持つ天台寺門宗の総本山です。紀三井寺は西国三十三所第二番札所であり、関西屈指の早咲き桜の名所でもあります。

三井寺を見学する際は、90分〜120分の滞在時間がおすすめです。広い敷地内には喫茶店もあります。季節限定の催事やアート展示会などが開催されることもあります。

三井寺（園城寺）は、672年に天智天皇によって創建されたと伝えられています。度重なる戦火や災害に見舞われながらも復興を遂げ、天台寺門宗の総本山として栄えました。国宝や重要文化財に指定されている多くの仏像や建造物を有しており、悠久の歴史を感じられる寺院です。