清水寺

清水寺で見つかった記録によると、舞台から飛び降りた人は234人いて、そのうち34人が亡くなっています。1872（明治5）年に京都府が禁止令を出してから、飛び降りる人はいなくなりました。

清水寺のすごさは、国宝の「清水の舞台」が代表的な、釘を使わない伝統建築の技術と、断崖絶壁に立つ本堂からの絶景にあります。また、学業・恋愛・延命長寿の願いが叶うとされる「音羽の滝」も有名で、国内外から多くの人々を魅了しています。その他にも、世界遺産登録された歴史的建造物や、四季折々の美しい自然、充実したパワースポットなど、多角的な魅力があります。伝統的な建築技術と絶景、国宝に指定されている本堂から張り出した舞台は、高さ約13メートル、床面積約190平方メートルに及びます。釘を一切使わない「懸造（かけづくり）」という伝統技法で建てられており、その建築技術は現代の私たちを驚かせます。舞台からは、京都の市街地を一望できる素晴らしい景色が広がります。特に春の桜、秋の紅葉の時期は、幻想的な光景が楽しめます。信仰とご利益

清水寺の拝観料は、大人500円、中学生・小学生200円です。事前予約は不要で、当日に正門近くの券売機でチケットを購入します。支払いは現金のみの対応です。拝観料: 大人500円、中学生・小学生200円。支払い方法: 現金のみ。購入場所: 正門近くの券売機。

清水寺の「神様」は、「十一面千手観世音菩薩」（=観音さん）であり、境内にある地主神社（じしゅじんじゃ）には、縁結びの神様である大国主命などが祀られています。清水寺の仏様である観音様と、地主神社の神様は異なる存在です。清水寺の仏様は、清水寺の御本尊であり、人々の苦難から救う仏様とされています。無病息災や立身出世、良縁などの現世利益を願って多くの人に信仰されています。仁王門の先にある「随求堂」に祀られており、人々の願いや求めに応じて願いを叶える仏様で、「心願成就」のご利益があるとされています。境内にある地主神社の神様は縁結びの神様として知られています。

清水寺へは、公共交通機関でのアクセスが便利です。京阪電車「清水五条駅」または「祇園四条駅」から徒歩約15分、市バス「五条坂」または「清水道」バス停下車すぐです。JR京都駅からお越しの場合は、市バス206系統または100系統に乗車し、「五条坂」バス停で下車するのが一般的です。京都の街並みを楽しみながらの散策もおすすめです。