頤和園

頤和園という名称は、「調和を育む庭園」を意味します。この庭園は、1860年の第二次アヘン戦争で甚大な被害を受けた後、1888年に西太后によって再建が命じられ、現在の名前に改められました。

頤和園（いわえん）は、中華人民共和国北京市海淀区に位置する広大な庭園公園です。歴代の皇帝により整備され、面積は297ヘクタールにも及びます。園内の大部分を占める人工湖「昆明湖」と、高さ60メートルの人工山「万寿山」が特徴的です。1998年にはユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されました。

頤和園への入園には、入園料が必要です。大人料金は30元ですが、11月から3月にかけては10元引きとなります。また、園内の各スポットを観光するには、別途料金がかかります。全てのスポットを効率よく回りたい場合は、60元（約1,146円）の共通券の利用がおすすめです。

頤和園は、清代を代表する離宮であり、西太后が政治を行った場所としても知られています。1860年の第二次アヘン戦争で壊滅的な被害を受けましたが、1888年に西太后の命により再建され、「調和を育む庭園」という意味を持つ頤和園となりました。

頤和園の最大の特徴は、広大な人工湖である昆明湖と、その背後にそびえる万寿山です。これらの景観は、中国の古典的な庭園芸術の粋を集めたもので、壮大なスケールと繊細な美しさを兼ね備えています。遊覧船に乗って湖上から景色を楽しむこともできます。