ケベック州

ケベック州を観光する場合、主要な都市（ケベック・シティ、モントリオール）のみであれば最低2泊、ゆっくり観光や郊外まで足を延ばす場合は3泊以上がおすすめです。ケベック・シティの歴史地区やモントリオールの広大な市街地など、見どころが多いため、移動時間も考慮して滞在日数を決めることが大切です。2泊3日であれば、ケベック・シティの旧市街やモントリオールの主要な観光スポットを巡るプランが可能です。ケベック・シティは世界遺産の旧市街を中心に、徒歩で効率よく観光できます。

カナダではほとんどの州が英語を公用語としていますが、ケベック州ではフランス語が公用語です。しかし、観光地や主要都市では英語が通じることが多く、特にホテルやレストラン、観光案内所などでは英語での対応も一般的です。より深くケベックの文化に触れたい場合は、簡単なフランス語の挨拶を覚えておくと良いでしょう。

ケベック州のベストシーズンは、一般的に夏（6月～8月）と秋（9月～10月）です。夏は温暖で日照時間も長く、アウトドアアクティビティやフェスティバルを楽しむのに最適です。秋は紅葉が美しく、穏やかな気候で街歩きや観光にぴったりです。冬（11月～3月）は寒さが厳しくなりますが、ウィンタースポーツやクリスマスマーケットなど、冬ならではの魅力があります。春（4月～5月）は雪解けが進み、新緑が芽吹く季節です。

ケベック州、特にケベック・シティやモントリオールといった主要都市の治安は一般的に良好とされています。しかし、どの都市でもスリや置き引きといった軽犯罪には注意が必要です。夜間の一人歩きや人通りの少ない場所を避ける、貴重品からは目を離さないといった基本的な注意を払っていれば、安心して旅行を楽しめるでしょう。

ケベック州には魅力的な観光スポットがたくさんあります。ケベック・シティでは、世界遺産に登録されている旧市街の散策、シャトー・ロリエール、プティ・シャンプラン通りなどがおすすめです。モントリオールでは、ノートルダム大聖堂、モン・ロワイヤル公園、地下都市（RESO）などが人気です。また、自然を楽しみたいなら、ケベック・シティ近郊のモンモランシー滝も訪れる価値があります。