マナウス

マナウスの治安はブラジル国内でも特に注意が必要で、強盗や窃盗、殺人などの凶悪犯罪が日常的に発生しています。外務省海外安全ホームページでは、現在も「レベル1：十分注意してください」の危険情報が発出されているため、常に警戒が必要です。観光客が多く訪れる都市である一方で、安全面では特に注意が必要とされています。

マナウスのフリーゾーンには、ホンダ、ヤマハ、パナソニック、ソニー、富士フイルム、ダイキン、ムラタ、TDK、久光製薬、日本航空など、約30社の日系企業が進出しており、特に製造業（オートバイ、家電製品など）が中心です。これらの企業は、マナウスの発展に貢献する一方、現地の日系社会との連携も深めています。

マナウス市は、アマゾン河中流域の熱帯雨林が広がるアマゾン盆地の東部に位置し、支流ネグロ川とソリモインス川の合流点に程近いネグロ川河畔にある都市です。アマゾナス州の州都であり、人口約150万を超える国内主要都市のひとつでもあります。マナウスの繁栄は19世紀末のゴムブームに始まります。

ブラジルで最大を誇るアマゾナス州のアマゾン川流域の街が「マナウス」です。人口は約210万人と大きな都市で、周囲は熱帯雨林に囲まれたジャングルのため、まるで陸の孤島のような景観が広がります。ブラジルアマゾンの奥地を踏破したり、近郊を巡ったりするツアーの発着場所としても知られ、大自然と歴史、伝統を肌で感じられる唯一無二の体験ができます。

マナウスでは、アマゾン川クルーズでジャングルの動植物を観察したり、先住民の文化に触れたりする体験が人気です。また、ネグロ川とソリモインス川の「水の会合（Encontro das Aguas）」と呼ばれる、水の色が混ざり合わない不思議な現象を見ることも、マナウスならではの感動的な体験となるでしょう。