今回は2月のオーストラリア・ケアンズの特徴や天気、おすすめの服装などをまとめました。オーストラリアの北東部にある、グレート・バリア・リーフといった豊かな自然で知られるケアンズ。雨季のケアンズを楽しむおすすめ観光スポットも紹介しているので、チェックしてください。
オーストラリア・ケアンズとは?
「グレートバリアリーフ」で有名なオーストラリア北東部の街

ケアンズはオーストラリアの北東部に位置し、美しいビーチやサトウキビ、フルーツ畑といったのどかな田舎町のような雰囲気なのが特徴。世界最大のサンゴ礁群「グレート・バリアリーフ」や世界最古の熱帯雨林「ウエット・トロピックス」といった2つの世界遺産も有名です。
一年を通して暖かく晴れた日が多い温暖な気候であるため、海や山のアクティビティを楽しめる人気の観光地でもあります。美しい海でのシュノーケリングやダイビングが特に人気。日本とは時差が1時間しかないので、時差ぼけなどの心配もなく観光できるでしょう。
都心部とは異なり、自然に囲まれのんびりとした雰囲気を味わいたい方におすすめの観光地です。
日本と同じで四季が存在するが、おおまかに夏(雨季)と冬(乾季)に分けられる

オーストラリアは南半球の国であるため、日本とは季節が逆になります(夏は12~2月、秋は3~5月、冬は6~8月、春は9~11月)ただし、日本のようなはっきりとした四季ではなく大きく分けて夏(雨季)と冬(乾季)に分けられるのが特徴です。
また、夏は湿度が高く雨が多いため蒸し暑い日が続き、冬はからっと乾燥した日が続くため服装や持ち物などには注意しましょう。特に6~8月は最低気温が10℃前後になるため、日本の6~8月の服装で訪れると寒いです。
このように、北半球と南半球では季節が逆になるため、旅行の際には事前に気候について調べ服装などしっかりと準備を行いましょう。
2月のケアンズの気候・天気・気温
2月のケアンズは夏(雨季)の季節

2月のケアンズは雨季真っただ中であり、気温・湿度共に高い日が続きます。最高気温が日本の真夏よりも高くなる日もあり、かなり蒸し暑いと感じるでしょう。熱帯モンスーン気候の特徴であるスコールに見舞われることもあるため、突然の大雨に備えた準備が必要です。
また、この時期は「サイクロン」と呼ばれる熱帯性低気圧が発生しやすい時期であるため、日本の台風のような強い風や雨に襲われる可能性もあります。
年間で最も降水量が多い月

ケアンズの雨季は雨が多く、特に2月は年間でも最も降水量が多い時期です。400mmを超える降水量は同時期の東京の10倍であるため、観光の際には雨対策が必要となるでしょう。
また、日本の梅雨の時期のように一日中雨が降り続くのではなく、早朝や午後、夕方など一時的に激しい雨が降っては止む「スコール」であるのも特徴。そのため、あらかじめ折り畳み傘やカッパを持参しておくのがおすすめです。
最高気温は32℃まで上がる

2月のケアンズは1年で最も暑い夏の時期で、平均気温は27℃、最高気温は32℃まで上昇することがあります。また、湿度も高いためかなり蒸し暑く不快に感じ、気温が最も高くなる午後2時以降は外に出るだけで汗だくになるでしょう。
そのため、日中は半袖・短パンで過ごすのがおすすめです。また、日本の梅雨のような気候であるため、外出時には汗拭きタオルや着替えを持参するのがおすすめです。
2月のケアンズ旅行におすすめの服装と持ち物
おすすめの服装は「夏服+冷房対策用の上着」

真夏のケアンズに訪れる際、おすすめの服装は「夏服+冷房対策用の上着」です。外は30℃を超える気温、多湿であるため暑さ対策が必須。しかし、レストランや観光施設、ホテルなど室内は冷房が効いているため上着があると安心です。
現地の人は日本人に比べて寒さに強いため、冷房も強めに設定されていることがあります。そのため、汗をかいた身体が冷やされないためにもすぐに羽織れる上着を持っておくのが良いでしょう。
傘やカッパなどの雨具を持っていく

ケアンズは熱帯性モンスーン気候であり、雨季には突然のスコールに見舞われることがあります。そのため、観光の際には雨対策として折り畳み傘やカッパなどの雨具を持っていると安心です。
また、紫外線の量が多いのでUV対策として外出時には日焼け止めを塗るほか、サングラスなどの対策をおすすめします。2月は雨季とはいえ快晴の日も多く、ケアンズの日差しはとても強いのが特徴です。
雨季の2月のケアンズでおすすめの屋内観光スポット5選
1. 巨大水槽を眺めながらランチを楽しめる「ケアンズ水族館」

最初に紹介する2月のケアンズでおすすめの屋内観光スポットは「ケアンズ水族館」。ケアンズ市内からも歩いて行ける立地で、ケアンズでも有名な観光スポットです。オーストラリアで唯一深度10mの巨大水槽があり、世界自然遺産グレートバリアリーフに生息する生物を鑑賞できるのが特徴。
サメやマンタのほかにも71種類のグレートバリアリーフの生物が展示されており、中には絶滅危惧種の「ノコギリザメ」のような希少な生物も鑑賞できます。
KKdayではケアンズ水族館の入場チケットやサメとのスキューバダイビングがセットになったお得なプランをご案内。ここでしか見られない幻想的な海洋生物の生態をぜひ一度ご覧ください。
2. 朝ごはんにぴったりの食材を探しにいこう「ラスティーズ マーケット」

続いて紹介する2月のケアンズでおすすめの屋内観光スポットは「ラスティーズマーケット」。地元の新鮮な果物や野菜が手頃な価格で手に入る、ケアンズの台所ともいえるマーケットです。日本では見かけない南国フルーツや、地元で人気のソウルフードなど見るだけでも楽しめる人気スポット。
オーストラリアならではの食べ物は?と聞くと、現地の人の多くは「オージーミートパイ」と答えるでしょう。ラスティーズマーケットには数々の賞を獲得した地元で人気のベーカリーがあり、気軽に人気のパイを購入できます。
オーストラリアは小麦生産大国であるため、どのパン屋もはずれがありません。マーケットを散策ついでに、朝食にぴったりの出来立てパンを購入するのも良いでしょう。
3. 屋内アスレチックと動物園の複合施設「ケアンズ ズーム&ワイルドライフドーム」

続いて紹介する2月のケアンズでおすすめの屋内観光スポットは「ケアンズ ズーム&ワイルドライフドーム」。「プルマン・リーフ・ホテル」の屋上に設置された高さ約20mのガラスドーム内には、熱帯地域に生息する様々な動植物が展示されるエンターテイメント空間が広がっています。
屋内動物園では世界初となる「ロープコース」が有名で、まるで熱帯ジャングルの中を歩いているかのような感覚を味わえるのが魅力。色鮮やかなオウムや体長4mを超えるワニ、コアラの抱っこ体験などここでしかできないアクティビティが人気です。
安全に配慮された施設内には大人も子供も楽しめるアクティビティがいくつも存在するので、ぜひチェックしてみてください。
4. 日本では味わえないカジノ体験を「ザ・リーフホテルカジノ」

続いて紹介する2月のケアンズでおすすめの屋内観光スポットは「ザ・リーフホテルカジノ」。ケアンズ随一のエンターテイメント複合施設であり、上質な客室を備えた高級五つ星ホテルです。カジノ併設のホテルですがカジノとホテルは離れているため、客室ではゆったり落ち着いて過ごすことができます。
客室からは美しいサンゴ礁や海の景色を楽しめるほか、併設された動物園ではコアラやワラビーなどオーストラリアを代表する動物と触れ合えるのも魅力です。
カジノを訪れる際ドレスコードは必要ありませんが、最低限のきれい目な服装で来場することをおすすめします。ディーラーが丁寧にルールを説明してくれるので、カジノが初めてという方でも安心してプレイ可能です。
5. クラフトビールが楽しめるビールファクトリー&レストラン「ヘミングウェイ・ブリュワリー」

最後に紹介する2月のケアンズでおすすめの屋内観光スポットは「ヘミングウェイ・ブリュワリー」。ケアンズ客船ターミナルの倉庫を改装して作られたビールの醸造所であり、広々とした空間では食事や各地のビールを楽しむことができます。
豊富な種類のビールがあるため何を注文すればよいか迷ってしまう場合には、5種類のクラフトビールの味比べができる「テイスティングセット(約1,394円)」を注文するのがおすすめ。
味わい豊かなビールにはフィッシュアンドチップスやハンバーガーが相性抜群なので、お腹を満たしたくなったらぜひ訪れてみてください。きれいな海を眺めながら飲むビールの味は、普段とは一味も二味も違うでしょう。
スコールの対策をして2月のケアンズを満喫しよう

オーストラリアのケアンズは2月は雨季であるため、突然のスコールに見舞われても大丈夫なようにしっかりと対策を行いましょう。美しい海や豊かな大自然はケアンズの最大の魅力であり、ケアンズでしかできない体験をすることができます。
日本との時差も少なく、寒い冬にはもってこいの観光地なので、ぜひケアンズを満喫できる旅行プランを立ててみてください。ツアーに参加することで効率良くケアンズの人気スポットを回れるため、初めての方はツアーもおすすめです。