
シンガポールのベストシーズンはいつ?安い時期や季節のイベントも紹介

シンガポールのベストシーズンや安い時期、季節ごとのイベントに関してまとめました。安い時期や涼しい気候、季節のイベントなど、何を重要視するかによってベストシーズンは異なります。シンガポールの気候の特徴やイベントなどを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
シンガポールは1年中ベストシーズン!乾季と雨季の特徴について
シンガポールは1年中ベストシーズンなので、どの季節に訪れても楽しめるのが魅力。赤道直下に位置するシンガポールは熱帯モンスーン気候のため1年を通して暖かく、ずっと夏服で過ごせます。
年間の平均気温は27〜28度なので、日本でいう夏の東京の気候がずっと続いているようなイメージです。シンガポールは、乾季(3月〜10月)と雨季(11月〜2月)の2つのシーズンに分かれているのも特徴の1つ。
乾季と雨季ではそれぞれ特徴が異なるので、旅行の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。ここからは乾季と雨季の特徴を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
乾季(3月~10月)は晴天が続くので夏休みの旅行にぴったり
シンガポールの乾季にあたる3月〜10月は雨が少なく、空気もカラッと乾燥しています。晴天の日が続くので、なるべく雨に打たれずに観光を楽しみたい方やマリンスポーツを楽しみたい方は、このシーズンを選びましょう。
乾季といっても1時間程度の急なスコールが降ることもあるので、晴雨兼用の折りたたみ傘があると安心です。
乾季の中でも、6月〜8月は日差しが非常に強いので要注意!帽子や日焼け止め、日傘などの日焼け対策や、水分・塩分補給などの熱中症対策もしましょう。ぜひ、夏休みやゴールデンウィークに訪れて、南国の夏らしい気候を体感してみてください。
雨季(11月~2月)は暑さが苦手な方におすすめ
シンガポールの雨季(11月~2月)は雨の降る回数が増え、降水量が多くなるのが特徴。日本の梅雨のように長期間ずっと雨が降り続いているわけではなく、1時間程度スコールがザーッと降ってその後は止むケースが多いです。
雨が降ることで乾季に比べると気温が下がるので、暑すぎるのは苦手という方は雨季(11月〜2月)がおすすめ。雨季にシンガポールへ行く際は、雨に濡れても大丈夫な服装で行くようにしましょう。
ショッピングモールといった商業施設では冷房が寒く感じることもあるので、軽く羽織れるカーディガンがあると安心です。雨季のピークは11月頃なので、この時期には必ず傘を常備することをおすすめします。
シンガポール旅行が安いベストシーズン
シンガポールの旅行費用をなるべく安く抑えたい方向けに、比較的安く行けるベストシーズンを紹介します。
ホテルや航空券などがセットになった「パックツアー」や、全て自分で手配する「個人旅行」によって安くなるシーズンが異なるのが特徴。ここからは安いシーズンを詳しく解説するので、参考にしてみてください。
パックツアーが安くなるのは11月~3月、GW直後〜夏休み前
旅行会社が販売しているシンガポールのパックツアーは、雨季にあたる11月〜3月、GW直後〜夏休み前に価格が安くなる傾向があります。雨季には雨が多くなり旅行者が減るため、オフシーズンになるのが特徴。
雨季とはいえ、ずっと雨が降り続いているわけではないので、お得に旅行できる狙い目です!ただし、急なスコールに備えて折りたたみ傘は必ず常備しておくようにしましょう。
GWや夏休み期間は価格が高騰しますが、GW直後〜夏休み前にかけては少し値段が下がる傾向です。休みをずらすことで旅行費用を節約できる可能性もあるので、日程を決める際は参考にしてみてください。
個人旅行は航空券が安くなる1~3月、6~7月がおすすめ
ホテルや航空券を自分で予約する個人旅行は、1月(お正月や旧正月以外)〜3月、6〜7月がおすすめです。この時期には、航空券の価格が下がる傾向にあるのでチェックしてみてください。
平日便(金曜日以外)を利用したり、格安航空会社のLCCを利用したりすることで費用を抑えられることもあるので、航空券を購入する際は要チェックです!
航空券をもっと安く手に入れたい方は、早めに購入する「早割」を利用するのもおすすめ。3ヶ月〜1ヶ月前に予約することで、割引プライスで購入できることもあります。予定が決まったら早めに航空券を手に入れましょう。
シンガポールの季節のイベントに合わせて観光するのもおすすめ
1. 旧正月(リバーホンバオ、チンゲイパレード):1月下旬から2月中旬
最初に紹介するシンガポールの季節のイベントは「旧正月(リバーホンバオ、チンゲイパレード)」。シンガポールでは、旧暦による新年の始まり「旧正月」を盛大にお祝いします。旧暦に基づいているので毎年日程は変わりますが、だいたい1月下旬から2月中旬です。
旧正月のイベントの中でも「リバーホンバオ」と「チンゲイパレード」が特に有名。リバーホンバオはランタンフェスティバルで、中国の神話や伝説をモチーフに作られた巨大なランタンの数々を楽しめます。
チンゲイパレードは、旧正月後の2日間で行われるアジア最大規模のパレードです。煌びやかな山車やアジア各国の踊りなど、今までにない迫力満点のパレードが見られるのが人気のポイント。ぜひ一度足を運んでみてください。
2. ドラゴンボート フェスティバル:6月
続いて紹介するシンガポールの季節のイベントは「ドラゴンボート フェスティバル」。ドラゴンボート フェスティバルとは、龍がデザインされた細長いボートに約20人くらいが乗り、速さを競い合うもの。
ドラゴンボートの起源は中国の逸話に基づきます。古代中国の政治家であった屈原は、政治闘争に敗れて川に入水して自ら命を経ちました。それを聞いた民衆たちは、彼を探すためにみんなで船を出します。これがドラゴンボートの始まりです。
ドラゴンボートフェスティバル当日には、ちまきを食べる習慣があるので、笹の葉で包まれた美味しいちまきをぜひ味わってみてください。
3. 中秋節(ランタン・フェスティバル):9月
続いて紹介するシンガポールの季節のイベントは「中秋節(ランタン・フェスティバル)」。旧暦の8月15日にあたる中秋節は、シンガポールに受け継がれている中国系の伝統的な祝日です。
この日は家族や親しい友人と集まり、月を見ながらお菓子を食べる習慣があります。日本でいう「お月見」のようなものです!
当日は、伝統のお菓子である月餅を食べてみてください。中秋節のもう1つの目玉なのが「ランタン・フェスティバル」。夜になると各地でカラフルなランタンが灯され、幻想的な世界を作り出します。夜空を彩る美しいランタンを見て、特別な時間を過ごしましょう。
4. 光の祭典(ディーパバリ):10、11月
続いて紹介するシンガポールの季節のイベントは「光の祭典(ディーパバリ)」。毎年10月11月頃に行われる光の祭典(ディーパバリ)は、ヒンドゥー教の伝統的な行事です。
月のない新月の夜に、オイルランプを使って夜の暗闇を照らし、悪(闇)に対する善(光)の勝利を祝福するもの。風物詩となっているのが、リトルインディア(インド人街)で行われる華やかなイルミネーションです。
オイルランプやクジャクの形をしたイルミネーションなど、光の祭典にまつわるデザインが楽しめます。豪華な光のトンネルを通ったり、写真を撮ったりしながら充実した時間を過ごしてみましょう!
5. クリスマス:12月
最後に紹介するシンガポールの季節のイベントは「クリスマス」。常夏の国シンガポールで過ごすクリスマスは、日本とは違った気分を味わえること間違いなしです!
肌寒い気候の中でクリスマスをお祝いするのではなく、半袖と半ズボンの服装で過ごせるのが日本とは違う面白いポイント。お祝いの仕方は同じで、ツリーを飾ったり、プレゼント交換をしたりします。
クリスマスならではのイルミネーションを鑑賞するもよし、豪華なシンガポール料理を食べて家族団欒の時間を過ごすのもよし。ぜひシンガポールで、常夏のクリスマスを体感してみてください。
目的に合ったベストシーズンを選んでシンガポールを楽しもう
シンガポールのベストシーズンや安い時期、季節ごとのイベントについて紹介しました。シンガポールは、晴れの日が続く「乾季」と、スコールが多くなる「雨季」に分かれています。
1年中ベストシーズンですが、天候を気にせず観光を楽しみたい方は乾季、暑いのが苦手な方は雨季に訪れるのがおすすめです。季節によって楽しいイベントも開催されているので、シンガポールの伝統を楽しみたい方は行事に参加してみましょう!