
【台湾】台南の人気スポット巡りにおすすめの交通手段!2階建て観光バス

台湾美食の都と呼ばれる台南。台南旅行を自由気ままに楽しむなら、効率的に観光名所が回れる2階建て観光バスがおすすめです!本記事では、観光バスがおすすめの理由や路線、時刻表、実際に乗ってみたレポートなどをご紹介。初めて台南を訪れる方はぜひご参考ください!
台南2階建て観光バス
観光バスがおすすめの理由
歴史的建築物、美術館、B級グルメなど、魅力たっぷりの観光都市・台南。時間にゆとりがあるなら「徒歩で行けるなら歩く、遠すぎるならバスで行く」という地元台湾人(筆者)の回り方もおすすめですが、短期滞在で時間が限られている旅行者なら、時短しながら効率よく観光スポットを回りたいですよね。そこで今回ご紹介したいのが、台南2階建バスです!
■効率よく台南市内の人気観光地を回ろう!
観光バスの路線は台南市内の定番スポットを網羅し、台南駅から安平エリアまでバス一本でラクラク移動できます。また乗り降りは自由なので、バスが経由するお好きなスポットで降りて、散策後にまたバスに乗って次の目的地へ向かうことができちゃいます。
初めて台南を訪れる方や、短期滞在であまり時間がないという方にとってもおすすめの交通手段なんです!
■中国語バスガイド/多言語オーディオガイドサービス
バスには各スポットの解説をしてくれるガイドさんがいます。解説は全て中国語となりますが、海外からの旅行者のために英語・日本語・韓国語のオーディオガイドも貸し出しています。また、車内のWi-Fiに接続することで自分のスマホで音声ガイドを聞くこともできますよ!
■うれしい特典!市バスへの乗り換え無料、各スポット入場料割引
2階建て観光バスのご利用には、なんとうれしい乗車特典が付いてきます!有効期限内の乗車チケットのご提示で、赤崁楼や億載金城(二鯤シン砲台)、安平エリアの安平古堡、安平樹屋、台南孔子廟などの入場料が20%オフに、市バスの利用が無料となります。万一観光バスを逃しても、市バスで次の場所へ行くことができますよ!市バスのバス時刻は、本記事でご紹介しているアプリ『大台南公車』で確認することができます。
観光バスの運行路線
Source:台南雙層巴士公式ホームページ
観光バスは、出発地点となるバス停の台湾鉄道台南駅から赤崁楼、神農街など台南市内の各スポットをぐるっと一周回り、最後に再び出発地点のバス停まで戻ります。
台南の観光バスにはグリーンラインとオレンジラインの2つの路線があり、経由するスポットがそれぞれ異なります。どちらの線を利用するかは目的地を見てから決めましょう。(2020/04現在)
・グリーンライン(西環線): 台南駅 – 赤崁楼 – 神農街 – 安平漁人碼頭 – 億載金城 – 小西門 – 孔子廟 – 台南駅 ・オレンジライン(西環-星光線): 台南駅 – 赤崁楼 – 神農街 – 小西門 – 孔子廟 – 台南駅 |
▶︎路線図付きの電子版パンフレット(中国語)はこちら
観光バスの運行時刻表
発車時刻(台南駅) | 月~金曜日 | 土日・祝日 |
グリーンライン(西環線) | 09:00、11:00、13:00、15:00、17:00 | 08:30、09:00、10:30、12:00、13:30、15:00、16:30、18:00 |
オレンジライン(西環-星光線) | 10:00、14:00、16:00、18:30 | 10:00、10:45、12:30、14:00、15:30、17:00、18:30 |
観光バスのダイヤは30分〜1時間半間隔となります。また、オレンジラインは安平エリアと億載金城を経由しません。乗り間違えないように、乗車する際は乗務員に目的地を告げて確認するようにしましょう。
上記は台南駅の発車時刻となります。他のバス停の発車時刻や待ち時間、運行状況をチェックするなら、大台南公車(IOS / Android)というアプリのご利用が便利です。以下アプリでバス情報を調べる手順をご紹介します。
■アプリの利用方法

Source:大台南公車アプリ
使い方:
①まずは大台南公車アプリを開き、緑色のボタン『バスのリアルタイム』をタップ(ページ下方で言語を日本語に設定できます)
②ルート検索の画面に入ったら、『その他』→『二階建てバス』の順にタップ。
③二階建てバスの運行状況と各バス停の待ち時間が表示されます!
乗車チケットの購入方法 & 料金
観光バスの乗車チケットは24時間または48時間の2種類から選べます。購入はネットで事前予約するか、バス車内での購入となります。車内で購入する場合は、支払い方法は台湾の電子マネー(悠遊カード・ーカー通)または現金となります。
▼2階建て観光バスチケット料金表
一般料金 | 優待料金 | |
24Hパス | 300元 | 150元 |
48Hパス | 500元 | 250元 |
*優待対象は6〜12歳のお子様、65歳以上のシニア、障がい者手帳所持者及び同伴者1名(台湾籍の方および台湾の居留証を持ちの方のみ)
実際に2階建て観光バスに乗ってみた!
外観と車内の様子

Source:KKday

Source:KKday
2階建て観光バス最大の特徴は、何と言ってもこのオープントップのデザイン。街の雰囲気を肌で感じられそうですね!レトロな台南の街を走り抜けるビビッドカラーはとても目立つので、うっかりバスを逃す心配もありませんね!

Source:KKday
▲車体には台南の有名スポットや名物グルメのイラストが!

Source:KKday
▲バス正面と乗車口付近に路線名の記載があります。乗車前に確認かくにん!

Source:KKday

Source:KKday
▲少ないですが、バスの1階にも座席があります。車椅子用のスペースも用意されていますよ。

Source:KKday
▲バスの2階は、前方が天井・窓付き、後方がオープントップとなっています。
天候を問わず観光を楽しめるのが嬉しいですね!

Source:KKday

Source:KKday
開放感あふれる2階のバス後方部分は他のスペースより座席が多いため、空いている日であれば好きな席がに座ることができます。ただ、外の座席にはクッションがないので、硬い椅子が苦手な方は室内の席を選びましょう(台南駅から安平エリアまでは約30分ほどかかります)。
*安全のため、観光バスの運行中に座席を離れること、頭や手を車外へ出すことは禁止されています。

Source:KKday
▲2階にも電光掲示板が。2階のオープントップ席からでも、次の停留所を確認することができます。
台南駅でバスに乗り込む際、スタッフが乗客の目的地を確認していました。乗り間違えや乗り過ごし防止でしょうか。

Source:KKday
▲2階の出入口付近に置いてある笠は自由に被ることができます。日差しが強い日の紫外線対策にぴったりですね!台南観光の思い出に、記念撮影もお忘れなく!
観光ガイドサービス
旅先の歴史や文化に触れるのも、旅行の醍醐味!観光バスにもガイドサービスが付いています。中国語で案内してくれるバスガイドがいるほか、多言語に対応できるオーディオガイドの用意もあります。

Source:KKday
▲通過のみのお寺や歴史的建造物などについても、しっかりと解説してくれたプロのガイドさん。

Source:KKday
▲現地ガイドの案内を聴きながら、台南の街を眺めます。風がとても心地よく、快適な時間を過ごすことができました。

Source:KKday
▲中国語がわからない外国人観光客は、車内でオーディオガイドをレンタルできます。
オーディオガイドは日本語を含む韓国語、英語、中国語4つの言語に対応。乗車する際に運転手さんに「オーディオガイド、レンタル」と伝えば借りることができますよ(オーディオガイドの利用料金は100元)。
■オーディオガイドの操作方法
・言語変更
オーディオガイドの裏面には、各言語に対応する番号が書かれています。「952#」と入力すると、日本語に変更することができます。
・観光スポット案内
乗車前に、スタッフから観光バス路線図を受け取りましょう(中国語電子版バス路線図)。地図上に記載された各観光スポットの番号を入力すると、該当スポットの解説が始まります。
*スピーカーから音声が流れますが、3.5mmのイヤホン端子を使うことも可能(イヤホンは借りることができないのでご持参ください)。
その他の観光バス停留所

Source:KKday
各スポットの観光バス停留所には、写真のようにわかりやすい緑の表示があります。バスは一方通行なので、乗降は同じバス停で待つことになります。

Source:KKday
▲安平エリアの乗り場は、全体的に観光バスをメインにしたデザイン。とても目立っているので、停留所を間違える心配もないでしょう。
2階建て観光バスが経由する台南市内のスポット
スポット1:台湾鉄道台南駅

Source:KKday
日本統治時代に建てられた台南駅は台南市の中心部に位置し、当時より南北を繋ぐ重要な玄関口としての役割を担ってきました。1936年に改築され現在の姿となりましたが、古き良き時代の雰囲気が漂う台南駅は台湾の重要な文化財であり、国定一級古跡として登録されています。2017年から始まった台南鉄道地下化工事と共に台南駅も工事に入り、2022年に再び台南市民の前に現れる予定です。
▶︎住所:台南市東區前鋒路210號(map)
スポット2:赤崁楼(せきかんろう)

Source:KKday
かつて台南発展の中心として名を馳せた赤崁楼。周辺は台湾で数少ないオランダ統治時代と鄭成功政権時代の建築が残る文化園区になっています。特にワシントンポストにも推薦された赤崁楼、寧靖王府邸(現・大天后宮)、寧靖王の関帝廟を改築し造られた祀典武廟の3つは有名で、国定一級古跡として登録されています。
スポット3:神農街

Source:KKday
かつて「北勢街」と呼ばれた神農街は、台湾府城五港の一つである南勢港の北側にあり、清朝時代から五条港文化園区の重要な河川港入口でした。当時の商人たちはこの街道を通り台南へ向かったため、大変栄えていた場所でもありました。現在は神農氏を祀っていることから神農街と呼ばれています。神農街では台南のオリジナルグッズを販売するショップが点在しているので、お土産探しにもぴったりのスポットです!
スポット4:安平漁人碼頭(安平レクリエーション埠頭)

Source:KKday
台南安平区に位置する安平漁人碼頭は、台南市民に親しまれる散策スポット。特に日暮れ時の、夕日に染まった空と海景色は圧巻です!
スポット5:億載金城(二鯤シン砲台)

Source:KKday
赤レンガを用いて築城された四角形状の西洋式要塞・億載金城。かつて砲台が置かれた4つの角は、それぞれが死角をかばい合うように外側に突き出した形状をしています。現在は大砲のレプリカや赤レンガで造られた城門・軍隊の訓練場跡・敵の侵入を防いだ堀などの見学が可能。赤崁楼に並んで台湾の国定一級古跡(日本の国宝や重要文化財にあたる)に指定されている、歴史や古跡が好きな方は必見のスポットです。
スポット6:小西門(藍晒図文創園区)

Source:KKday
藍晒図文創園区は、台南市政府が旧司法宿舎をリノベーションし、アート空間として開放している場所。入り口には、かつて台南海安路で人気を集めていた「青図アート」を3Dで再現したアートスペースもあります。
園内は3つのエリアに分かれており、ウォールアートや様々な展示を観賞できるほか、雑貨ショップで台湾のデザイナーが手がけたお洒落なアイテムをゲットすることができますよ!
▶︎営業時間:公共空間は24時間営業 / 園内のアートスタジオは14:00 – 21:00(火曜日は定休日)
▶︎住所:台南市南區西門路一段689巷(map)
▶︎公式HP:藍晒図文創園区(中国語)
▶︎周辺おすすめのスポット:友愛國華商圈
スポット7:台南孔子廟(こうしびょう)

Source:KKday
台南の孔子廟は、1665年に鄭氏王朝が創建した台湾で最も古い孔子廟です。台湾で最初に儒教教育が始まった場所であるため、台湾の学問発祥の地という意味である「全台首学」という呼び名がつけられました。静かで広々とした敷地内では、かつて学生たちが熱心に勉強していた「明倫堂」や、学問の神様・孔子が祀られている「大成殿」などの古跡を見ることができます。
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